「台日デジタルゲーム産業トレンド及び新技術応用フォーラム」に登壇しました

2022年4月28日(木)に弊社代表取締役社長 清水弘一は、台湾で開催した「台日デジタルゲーム産業トレンド及び新技術応用フォーラム」に講演者としてお招きいただきました!

今回のイベントは、台湾経済部工業局デジタルコンテンツ産業推進オフィス(Digital Economy Industry Promotion Office, DEIPO)が主催し、「ゲーム制作における経験とスキル」「エンターテイメント業界最新トレンド」「メタバース」の三つの内容が中心になりました。新型コロナウイルスの影響がまだ続いている状況のため、台湾のイベント会場での講演ではなく日本よりオンラインで参加させていただきました。

イベントはまず任天堂社とMeta社の両社より、開発者向けに自社プラットフォームの特長についてご紹介がありました。

任天堂社の副島 佑介様からは、近年インディーズゲームが増加していること、中にはダウンロード数が百万を超え、AAA級のゲームとあまり変わらない状況になっていることの説明があり、インディーズゲームの大きな可能性を感じることができました。

次に台湾のインディーズゲーム会社3社からはゲーム制作についてお話しがありました。「Silver Lining Studio.」、「Digital Crafter」、「751 Games」の各タイトル制作を通じて、以下4つのポイントをあげています。

  1. ゲームのストーリーは、細かすぎるとキーポイントに影響する可能性がある。
  2. ゲームを作りたいなら、まずやってみる。
    ただし現実的なビジネス上のことを考えなくてはならず、プレーヤーを増やすため、作りたいゲームとの折り合いをつけなくてはならない点が多くあることに留意する。
  3. リアルな展示会や体験会を通じて、ユーザーと交流すれば、貴重なフィードバックが得られる。
  4. ゲームを企画する際、最初にアイデアを書いてから、重要なレベルをスクリーニングし、適切な要素のみを残す。そしてあとから足りない部分を追加する。

続いて、弊社代表取引締役社長 清水のセクションに入ります。

最近メタバースの話題がトレンドとなっていますが、弊社は創業以来約100社500タイトル以上のゲーム制作に携わってきました。この経験で培ったノウハウやナレッジはゲームの持つ力としてどのように他の産業に応用されているのかをご紹介させていただきました。

応用の参考となるポイントとしてエンターテイメントにおけるトレンドを4つ挙げました。

  1. INTERACTIVE:新しいコンテンツの創造と、インタラクティブな関係性がより進化
  2. EXPERIENCE:五感で体験したことをデータ化して集積し可視化する
  3. COMMUNICATION:コミュニケーションの多様化と、デバイスの進化
  4. PERSONALIZATION:個人の属性、行動、感情のデータ分析、新たな価値観の提供

このようなトレンドから、エンターテイメントがより一般の産業の方にますます展開され、さらに進化して増えていくと考えています。

最後に、弊社ともパートナーシップを結んでいるGenvid Technologies Japan K.K.と台湾のGranDen Corp.のセクションに入りました。

Genvid社は、昨年12月に新しいコンテンツ「PAC-MAN COMMUNITY」をリリースし、リリース日にはMeta社のMark Zuckerberg氏もプレイしたとのこと!現在、プレーヤーが400万人を超えた「PAC-MAN COMMUNITY」はFacebookユーザーに向けてソーシャル性豊かな体験を生み出すようにデザインされており、Facebookが新しく打ち出しているコンセプト「Play、Watch、Connect」という特色を活かした最初の事例となっています。今年の夏には世界的に有名な「The Walking Dead: Last Mile」が、Genvid社の提供する“MILE”によってFacebook限定で配信される予定です。

最後はGranDen社が年末にリリース予定であるメタバースGameFiプラットフォーム「PARALAND」のご紹介。「PARALAND」は「新たなコミュニティの形」×「マップ化」×「GameFi」の3つのコア要素を組み合わせたP2E(Play-to-Earn)ソーシャルゲームです。昨年Discordコミュニティを設立してから、参加者は既に8,500人を超え、将来的には日本市場にも展開を計画しているとのことでした。興味がある方は是非Discordサーバーに参加してみてくださいね。

新型コロナウイルスの関係で、今回はオンライン・オフライン同時に開催となりましたが、約180人が台湾の会場に足を運んで頂きました。情勢が落ち着きましたらまたぜひ台湾へ行って、皆さんにお会いしたいと思います。

今回の登壇にご招待いただき、誠にありがとうございました。

今後もリンクトブレインはDEIPOと連携し、日台双方のゲーム技術・人材がより多くビジネス交流できる機会を提供していきます。

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